Q.クロスの総平米数について

<岡山県岡山市・ASさん(自営業・42歳・男)>


 クロスの張り替えをやってもらいました。わが家の総平米は366ほどです。でも請求書は475平米でした。業者さんに聞いたら3割はクロスのロスですと言われました。クロスの張り替えはこれが常識なのですか? よろしくお願いします。




A.アドバイスいたします

ジャパン・リフォーム・ネットワーク 正会員
(株)専秀堂・中川伸行
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 クロス張り平米数の話ですが、クロスの材料は92センチ幅の50メートル巻物になっています。現場施工では、この92センチ幅のものをつなぎ合わせて(ジョイント)張り合わせていくわけですが、その際に上下に必ず切りしろが一幅につき5センチから10センチ必要になります。これがクロスのロスといわれるものです。
 また、張る壁の幅が80センチでも90センチの材料が一幅必要になります。この幅の落ちもロスになります。さらに柄物になりますと、柄合わせに柄の大きさ(リピート)分の材料ロスが必要になります。クロスのロス率は建物の造りにより変動はありますが、無地柄で約10%〜20%ぐらいと思われます。柄物になりますと、柄の大きさにより変わりますが、無地柄よりロス率は多くなります。
 業者さんによりますが、クロス単価は材工共単価で表示されることが多いとは思います。それぞれ材料費と施工費の設定に違いがありますので、一概には申し上げられませんが、あまり柄によってロス率が多くなる場合は、材料費と施工費をわ分けて表示してもらうのもひとつの手段かと思います。




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