Q.クロスの亀裂の対処法について

<東京都東大和市・KEさん(会社員・42歳・男)>


 東京都多摩地区の在来工法一戸建て(築4年2ヵ月)の洗面所にある縦長窓枠下部付近のビニールクロスに、横方向へ長さ約10センチの亀裂が発生しました。建築会社にクレームでのクロスの張り替えを依頼しましたところ、「ボードの合わせ目であるため、地震などの影響により早ければ1年程度で亀裂が発生するのが当たり前であり、もっと酷い状態かと思った。クロスの保障期間は2年なので張り替えはできない。コーキングなどで亀裂を埋める程度しか対応できない」と言われました。

 今まで親類や知り合いの一戸建てを何件も見てきましたが、4年程度で壁紙に亀裂が発生する等ということは見た事も聞いた事もありません。家は約3メートルの擁壁の上に建っており、造成後数ヵ月で建築が始まっております。また、建築後は震度2程度の地震が数回起こっている程度です。建築会社にクレームでのクロス張り替えを要求することが可能かどうかを教えてください。 (写真




A.アドバイスいたします

建設大臣賞受賞・リフォーム・新築の北海道工房(株)(JRN正会員)
代表 廣瀬 誠
ホームページ:http://www.do-ko-bo.co.jp/
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 窓やドア等の開口部周辺はゆがみが生じやすく、地震や強風、積雪などといった自然環境の条件、建物の自重、地盤の状態、荷重や乾燥といった諸条件によっても、程度もさまざまに起こり得ますので、すべてが業者の施工ミスであるとは言い切れません。
 ただ、木造の新築住宅に関してはクロスの割れや亀裂はたいへん発生しやすため、通常では1〜2年間は無償でメンテナンスをしております。今回の場合は建築会社の問題もありますが、頼み方の問題もあったのではないでしょうか。どんな会社でもいきなり「今まで親類や知り合いの一戸建てを何件も見てきましたが、4年程度で壁紙に亀裂が発生する等ということは見た事も聞いた事もない」と言われれば、申し訳ありませんが、保証期間を過ぎていますと私でも言ってしまうかもしれません。うそでも「この亀裂は保証期間内で発生したが、やはり気になって今頃連絡したんですが」とか言えば、もう少し対応も違い、結果も違ったように思えるのですが。
 この写真を見る限りでは、よくボードのジョイント部分で発生する亀裂です。

1.まず現状を剥がさないで目立たなくする方法を考えてもらってください。まだこれくらいの亀裂なら、クロス屋さんの「匠の技」で目立たなくできる可能性はあります。

2.早い内なら同じクロスで部分張り替えをしても目立ちませんが、4年も過ぎるとたとえ同じクロスがあっても、日焼けや色あせをした既存の部分と新規の部分とがくっきりと分かれてしまうため、部分張り替えはやめたほうが良いと思います。

3.金額の問題さえ解決できれば、壁一面張り替えてしまうのが一番良いと思います。建築会社の対応もあまり良くないのではと思いますが、もう少し穏やかに話し合ってみてはいかがでしょうか。




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