念願の一戸建て住宅を契約しました。契約したのは予算ギリギリの物件ですが、とても気に入っていたので営業担当者と何回も交渉をしたところ、その会社の提携ローンで有利なものを「○○様のためにご用意しました」という書類をいただき、その物件の購入を決定しました。それだと、月々の支払いが予算ぎりぎりに入ったからです。
ところが契約をし、手付金を払い、ローンの申込書を書く段階になって、「実は私の聞き間違いでした」と言って、提携ローンの金利が前に約束した金利より上がってしまっていたのです。これだと、他の会社のおすすめローンと何ら変わりはなく、購入を決めたきっかけとなった月々の支払い金額より多くなってしまいます。
私たちも、保証料なしでこの金利は珍しい、と思ったので決めようと考えた経緯があり、ちょっと不安に思った主人が契約の際、先方に確認をしているのですが、「銀行に確認をとったので大丈夫です」と言ったそうです(しかし口約束)。それなのに今になって、間違いでしたということで、先方は「銀行にこれだけの保証料を払えば、その金利になります」というのですが、当初の約束では「保証料なしでこの金利」というお話でしたので、早く契約をしたいがためにだまされたような気分です。約束どおりのローン金利にしてもらうのは無理なのでしょうか。契約の話なので、不動産と主旨が違っていたらごめんなさい。
NYさん 私は住宅の営業を16年してきた者です。結論から申し上げますと、残念ですが、ローン金利を約束どおりにするのは不可能かと思われます。提携ローンの金利は住宅メーカーが決めるのではなく、ローン会社が決めるので、提携金利の利率変更は無理だと思います。
それでは、今後のメーカーとの対応についてどうすれば良いのか、私が実際に経験した事例でお話しします。
1.保証料の分を、住宅メーカーに工事金で値引きしてもらう。
2.金利の総支払額の差額分を、工事金で値引きしてもらう。
3.上記の値引きの代わりに、商品(外壁のタイルとかエアコンとか)をサービスしてもらう。
4.ローン条項(ローンが通らなかった場合は、この契約を破棄し、受領した金員を無利息で清算し、この契約がはじめからなかったこととするノみたいな条文)が契約書にあった場合には、それを利用して契約を破棄する。
住宅メーカーに限らず、どこの会社でも、それが自分のミスであったとしもお金を出すのは嫌がりますが、値引きには意外と応じてもらえるものです。がんばって交渉してみてください。