Q.住宅資金借り換えあっせんの甘い罠。

<石狩市・Kさん(30代)>


 金利、今どんどん下げって来ていますよね。私も結構高い金利の時に建てたので、返済のとき毎月悔しい思いを感じている戸建ての住人です。そんな思いをくすぐるように、ある日やってきたサイディング工事の訪問販売の人に「残っている家のローンを、もっと安い金利の銀行からお金を借りて精算すれば、工事費くらいなら工面できるはず」と言われました。
 その口車に乗せられて「銀行がお金を貸してくれたら工事をする」という契約を交わして、もろもろの手続きをお任せしてしまいました。
 数日後「銀行からOKが出ました。さあ壁の色を決めてください」という営業マンの明るい声。ホーッなんとかなるもんだな〜って感心しながらさっそく始まった工事を見守っていました。ところがそんな喜びもつかの間、なんと銀行からOKできないと通知がきたのです。「えっ?じゃあ、あの銀行のOKが出たっていう営業マンの言葉はなんなの?」解約しようにも工事はすでに四分の三は終わってるし、もう口がポカ〜ンの状態です。




A.<北海道消費者センターからのアドバイス>

 ほぼまちがいなく銀行からOKが出ると思った業者が、先行工事をしてしまったのでしょう。Kさんも業者の言うことをすべてうのみにするのではなく、きちんと書面で確認してから工事にとりかかってもらうなど、慎重な行動が必要でしたね。特にローンの借り換えに関しては、本当に損をしないかどうか注意深く検討しなくては危険ですよ。




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