Q.複層窓ガラスの内部結露について教えてください

<札幌市清田区・MMさん(会社員・39歳・男)>


 築12年になる住宅の窓にフクソウガラスを使用していますが、建築後4〜5年経った頃からガラスとガラスの間に曇りが発生し、その後、他の窓ガラスにも内部結露が発生してきて、今では20枚あるガラスのほとんどに発生しています。1枚2枚だったらわかるのですが、ほとんどがなってしまうのは、製品上何らかの問題があるように思えるのですが。
 この窓のメーカーに聞くとガラスはガラスメーカーの製品だからわからないと言われました。ハウスメーカーでは保証期間が過ぎていると。一般的に窓は窓枠とガラスは一緒に出来ており、ガラスメーカーの責任のように話し無関係の立場をとるのは疑問です。
 教えていただきたいのは、内部結露したフクソウガラスを修理することはできるのでしょうか。できないとしたら交換になるのですが、いくらぐらいかかるのでしょうか。メーカーとしての責任はあるのかなど教えていただけないでしょうか。
 内部結露のガラスが1枚2枚3枚…と増えていき、ほっといたのが悪かったんだと思います。どうぞよろしくお願いします。




A.お答えいたします。

木製サッシの専門家
福見宏徳

 今回の内部結露に関してですが、複層硝子の周りには1次・2次シールがなされており(ブチルコーキング材類)、それが何らかの問題で欠損しその部分から湿気が浸入した状態が結露として現れたと思います。基本的に内部結露等のガラスに関してはクレームとなります。
 ノルドでは旭硝子および日本板硝子のメーカーを使用させていただいておりますが、両メーカー共に保証期間を10年設定しております。
 10年を過ぎた後に関してはお客様御負担となりますが、今回のような状況はまずサッシメーカーの対応に問題を感じ、その後の検討・対策において硝子メーカーが対応することが常識と感じます。
 まず、そのサッシメーカーの保証詳細を明確に確信することが先決と思います。また、4〜5年位の確認時期の早期対応が問題解決だったとも感じます。




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