面白いホームページですね。時々見ながら勉強したいと思います。
最近私は「最適な住宅構造って何だろうか」と考えています。
現代日本をふまえるとしたら、汚染された環境や経済まで要素になりそう。
東京、札幌、沖縄に共通などないかと思いますが、昔から変わらぬ四季を持ち、庭とともに暮らし、温帯で湿潤な気候、地震大国、、、、日本今、身近にあまりに多くの構造が有りますが、家族4人が30年ぐらい大事に暮らす40坪程度家をどんな構造に求めたらいいのか?唯一の答えはないものなのでしょうか。
Q1 RC構造やPCパネル構造は、不適ではないのか?
Q2 ツーバイフォーは不適ではないのか?
Q3 ラーメン構造、ピン構造、鉄骨は木造よりいいのか?
Q4 木造は、集成材の方がいいものなのか?
Q5 良い住宅メーカーであれば構造は拘らなくてもいいのか?
このページで勉強してみたいと思います。
わたくしは、千葉県茂原市在住のT.Iです。
そうですね、考えてみれば日本の「在来工法」というのも、多分年間で2〜3万戸程度の「有力者・旦那さん」たちの需要である純木造住宅建築を維持するために、専門職としての大工集団に口伝で受け継がれてきたものだったのでしょう。宮大工さんは絶対に住宅を作らないという伝統を見れば、木造住宅の日本の技術が誰のために存在した、どのようなものであるかは自明でしょう。
それが戦後の急激な都市集中という人口移動、住宅金融公庫システムによって農村から上京した次男3男たちも都市で「家を持てる」ようになったことで、それまでの建築棟数をはるかに上回る、年間で170万戸などという需要が生まれてしまったのが、現代日本の住宅問題の出発点だったのでしょう。
その「工業化社会への変化」が欧米の国と比べて、あまりにも急激に来すぎたために、たとえば住宅建築技術についても、十分な検討と市場原理による適正化機能が働かずに、まずは官僚的「護送船団方式」で、「量の確保」が優先されたのが実態だったのではないでしょうか? 今日の「工法のデパート」のような百花繚乱ぶりは世界的に見ても全く異常でしょう。問題なのは、それらが価格的・品質的な合理化、向上には必ずしも向かわずに、目先対応的な繰り返しの中からスペックの多様化、高コスト体質の助長という方向に向かってしまったことなのではないでしょうか?
北米住宅の、技術標準の単純化による高品質・ローコスト化と比較してみたときに、これは大変残念な事だと思います。日本の6割程度のコストで、標準以上の住宅がだれでも入手できるのが北米の実態、世界標準の実態だと言われます。どうしてこうなってしまうのか、どうしても解決できないのか?
なんとかこうした流れに棹さすような革新的なビルダーの動きや、なによりユーザーの大きな声を期待したいと思います。みなさんいかがお考えでしょうか?